mellow yellow sky

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死について

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BLUE -- Derek Jerman's Film
  


「自殺する人っていうのはね、厄病神にとりつかれてるんだよ。

そういう人の後ろ姿をみてごらん、
とてもさみしい、影がついてるもんさ

疫病神が抜けるとね、その人は元気になるんだよ。

だから、もし取り憑かれてしまったら、
とにかく大きな声を出すんだ。
厄病神が逃げていくようにね」


【いまそこで亡くなった人が見える】系の、
私の曽祖母の話。

(イタコの血でもひいてるんじゃないかと)


SNSで何度かやり取りをした男の子が亡くなっていた。
双極性障害含め、いろんな病気で苦しんでいた方だった。
享年、27歳。

自殺が必ずしも悪とは思わない。
かといって助長する気はさらさら、ない。


それでも
「生きること」こそが
「すべての可能性」なんだよ、
とお伝えしたかった。

 


私が彼を救えるか、というと
きっとNOだったと思う。

…私には、命をかけてでも救いたかった人を救えなかったことがある。

それでわかったことは、
「救い」なんていうのは
宗教とか人にすがるのではなく、自分で自分を救うしかないんだってこと。

今現在だって、助けたいひとはいます。
でも、自分で「気付く」しかないんです。

 

彼が全く気付けなかったばかなひと、とも思わない。
だからこそ残念でならない。


芸術家には繊細さとタフさが必要という。
生きるには、きっと
「しなやかさ」が一番必要なんじゃないかな。



少しは、楽になったかな。
お話しできなくてごめんよ、
賢い人だから、気付いてほしかった。
そんなに速く生きる必要はなかったし、
ゆるくてカッコ悪い自分、てのも、良いもんだよ。

いまはもう、君の大好きな女の子に会えたかな。
またSuedeとかBernard Butlerの話、したかったよ。


…ご冥福をお祈りします。

 


追記

もし死にたい気持ちで悩んでいる方がこれを見たのなら、
死ぬ前に、一度、
坂口恭平さんに電話して話してみるのもいいんじゃないかな。
いのちの電話を自分一人でされている、
「新政府総理」です。

090-8106-4666 だそうです。
公開生放送だったときの動画、貼っておきます。。→