mellow yellow sky

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how to erase the memory

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(さいきんちょっとくだけすぎていたので
真面目にかきます)

しあわせなこども時代

という記憶が、
私は平均よりすこし足りなかったかもしれません

幼稚園の女性の先生から
食べ物に顔をつけられるなど、日常的に虐待されておりました


そういうことって親には言えなくて
発覚は
口にばんそうこうを貼られて家に帰ったから
(泣くのがうるさいとのこと)
(もっとも、その頃には「静かな泣き方」を編みだしてしまっておりましたが)


とはいえ
転校したため
すっかり平和な幼稚園児に戻り
3歳の時の嫌な記憶、というものは
5歳の自分の中には見事に抜け落ちていました


思い出さないようにデリートするんですよね、脳って


ものすごくつらいことがあると
「平気、大丈夫。
あのときよりつらいことはないの」
そう思いながら乗り切ったのが、
自分の幼少期~青春までだった気がします

それと
手で覆って
ぎゅっと目を押したときに見える
目の奥の光

「ひとの中には光があるのね」

それがとても綺麗で
そのために生きようと思ったこと


後に埴谷雄高の小説「虚空」を読んで、
埴谷は同じことを見抜いていたことに嬉しくなりました
以来、好きな小説家には埴谷の名をあげております
難しいからすべて読んだわけではないけれど


社会人になって
身体を壊した当時の記憶も
さっくり忘れたいのですが
中には玉石混淆なところもあって
忘れたくないものもあって
困ったものです

……


最近、ふと思うのです
つらい記憶を変える方法について

経験的に言えるのは

「たのしい記憶で、塗りつぶす」こと
これに尽きると思います


「時間が解決する」
なんていう人がいますが
ただじっと
部屋で時間が経つのを待っていても
解決は訪れません


楽しいことを
少しでも多く
体験していくこと
笑顔になれることを心掛けること

時にはすこしだけでも
自分に甘くなっても、いいと思います

すこやかに
だれかにやさしくを
じぶんにもやさしく、に


そして
元気になったら
誰かに元気をあげに行きましょう


そんなことを思うのです



追伸 子どもの頃、同じ経験に遭われた方へ

 私の場合は表現者として必要かな、と
「思い出したくない記憶」を
自分から思い出してしまったのですが
これはあまりおすすめしません。

やっぱり、脳が隠してくれたままの方が
良いみたいです。


昔読んだ本で
(つらくてちょっとタイトルを忘れてしまいましたが)
「怒鳴られると泣いてしまう」
「怒られるのが怖くて同じ職場に勤められない」
「30代以降の方が逆につらい」
そんな経験談を読みました。

人と比べれば、つらくなります。

どうにも自分の力や親兄弟、周りの人を信用できないときは公共のもの(病院、公的機関)に頼ったり、

セラピーの本を読むのも、時には良いと思います。

私自身も胡散臭いものにたくさんかかりました…。。。元気になれれば、よしです。

ただし、怪しすぎるのには引っかからないでくださいね。

つらかった分の、その倍の、自分のしあわせ、見つけに行きましょう。