mellow yellow sky

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続、本のはなし とRPSの展示について

お題「一気読みした本」

 

展示中は、縁がチョイなのにびっくりする方がいてはいけない

(というか、今後の接し方に戸惑われるのも相手が気の毒かな)

と思いましたが、

私の、後ろ暗い過去の話

how to erase the memory - mellow yellow sky

について。

良い本がありました。

 

 正直、もっと早くに読むべきでした。

 

具体的なネタバレは他の方に譲るとして、

断片的な感想としては、

「哲学書が回りくどいのは、普通の人用だから」というくだりに、爆笑。

皆が「ふつう」だと思っていることは、
実はとても色彩豊かで、あたたかい。
社会復帰できた被虐待者はよく気づいている…らしい、とか、

そういう観察眼もあるのか、と。
ちなみに、被虐待者は財界人にも多いとか(まあウォルト・ネズミーさんもそうとかいうし…ね)。

そんなことを、ふーん、と読みながら。

 

そして、読了後に一番感じたことは、
「愛されたかった」のか、ということ。

私の場合、危害を加えられた張本人の、幼稚園の先生に。


私は、彼女は普通の「きれいなお姉さん」だと思ってた。
でも、3歳児に
「私は世界でいちばんのブスです、
だから死んだ方がいいです」
って、カビ臭い体育倉庫で毎日復唱させるひと、普通かよ?!
と今頃気づけただけ、収穫。

 

あと、私と似た境遇の方には

同じ作者の

も、おすすめです。

 

そして。

 

ここ最近、本当に気になっているのは、

東京・曳舟RPSで展示中のInternal Notebook。

NHKニュース on Twitter: "【「見えない虐待」 写真で感じて】 東京都内で開かれている「子どもの虐待」をテーマにした写真展。少し曲がった警棒や「死にたい」と書かれた文字など、暴力や負のイメージを伴う写真を通じ、見えづらい虐待を「見える化」する取り組みです。 https://t.co/gCkMFjykjG"

 

正直、観に行ったら正気で帰れる自信があまりない。

作家さんにもギャラリーにも接点はないとはいえ、被虐待者としては、当事者。

虎と馬に向き合わざるを得ません。

 

ほんと、忘れた方がいいことなんだけれど、

全く「ない」と、私が私でない気もして。

それはまるで、暗闇の中で光る宝物を1人で眺めているようで、

そしてナルシシズムの一種であることは間違い無くて。

 

悲しみの扱いっていうのは難しいものがありますね。。。

 

しかし、

毎度この話をする際に誰かに言うのは、

「かなしいこと以上に、楽しかったり嬉しいことがあったから生きてる」

のであります。

 

そして、喜びも悲しみも、

感情のただのベクトルに過ぎないということです。

 

何というか、うまく結べませんが、

ポジティブシンキングで全てを排除して生きるのでは無く、

ポジティブ心理学の方で、

暗くても明るくても、

ひとはひと、

傷も個性

と、

 

そして、これからどんどん妖怪オバニャンになって、いけ図々しくなっていくとは思うものの、

なるたけ、弱きもののそばに目線を置きたいと、思うのであります。。

 

 

…で、追記

前の記事に書いた「喉のおともだち」が治らず、会期中名古屋に缶詰の可能性、大。

だれか…私の代わりに…観てほしい…。。。