写真業の未来について
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン氏が
人工知能の研究を元に発表した
「未来の職業」についての考察が世間を騒がせたのは、
日本では昨年末のことだったでしょうか。
原文を読む機会がなかったのですが
あらためて読んでみるとかなり辛辣です。
写真業も、なかなか….。
写真家 Photographers
332位 60%
TV、映像・静止画のカメラマン Camera Operators, Television, Video, and Motion Picture
658位 97%
カメラおよび写真の機器修理者 Camera and Photographic Equipment Repairers
694位 99%
写真の現像・機械オペレーター Photographic Process Workers and Processing Machine Operators
修理工や写真屋という職業は
機械化される可能性が90%以上という予測に対し、
写真家の「2.1%」という数字は
「芸術としての写真」の職はなくならない、ということかと思います。
(より狭き門になりそうですが…)
要するに。
「写真屋がユーザーに対し、新しい提案ができていない」
わけです。
正直、そうなんですよね…
「町の写真屋さん」にいたことがある身としては
とても悲しいですが、
お客さんとしては
画質にこだわらなければ、家で出来た方が手軽ですから…
暗い現実は、見えすぎるほど見えています。
でも、頭をやわらかくして、
写真にできる、新しいことを見つけないと。
「プリントを応用する」ことという既存に縛られずに、
ドラえもんの世界のような話を現実にできる
「イメージ」と「技術」
どちらも持つところにしか、未来が訪れないんじゃないかと。
すごく突拍子もないことを言います。
○撮ったものが手の中で浮かぶようなホログラムを作成する
○3Dプリンターを進化させて、各々の「記憶」を
一瞬で立体化できる工房のようなものをつくる
○新聞社や出版社と組んで、
記憶端末をインストールできる場を作る
…
(いま、ふわっと考えたことを無責任に書いてみました…)
「思い出」を残すことの中継点として、
「あったらいいな」を考えること。
それこそが、写真業に必要なのかなと。。。
(「記念写真の未来」についてはちょっと策が…これはまた今度)