mellow yellow sky

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2017年の読書

今週のお題「2018年の抱負」

「知識というのは業界の常識ですが、教養は「知」の世界に入るための入場券だと思います。」

立花隆 / 佐藤優 「ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊」佐藤優氏の発言より

 

読書は人を作る。

そう痛感したのは、ふわっと読んだ佐藤優さんの本で垣間見た、彼の圧倒的な知識量からでした。

彼の学生時代の専門であった神学から、国際政治、経済学、等々、
じつに多岐にわたるジャンルで、毎月のように佐藤さんは本を出版されています。

著書の中に「自分の身を守るには自分が商品になることだ」と書いておられましたが、出版の理由は、おそらくそれだけではないでしょう。

冒頭に引用した本で答えていらっしゃった蔵書の数、
約1万5千冊
(ちなみに立花隆さんの本は7~8万冊)。

「知識は力なり」とはいうものの、 ここまで来ると
「力として」溜めこんでいるというより、
使命のようなものに突き動かされているに違いないとすら思ってしまうほどでした。

 

しかし。

この「知識は力なり」ということば、
社会人以降になると、身につまされる場面が増えるかと思います。

会社に所属すると(いえ、フリーランスであろうと)、
「この世には、自分が話せる人と話せない人がいる」ことを、日々味わうからです。

平社員の自分が社長に対し、
「ねえねえ社長~~」などと、なれなれしく話は出来ない。

そもそも、社長とヒラの間には見えない壁があって、その先に行きたくても、行けない。


釣りバカ日誌でさえも、ハマちゃんとスーさんは、会社では普通の会社員として接しているわけです(あまり真剣に見たことないですが)。

 

その理由はなぜか。

相手と共有できる「知識」がないからです。

(勿論、違う理由もあるかとは思いますが)

私個人の経験では、そうしたことで悔しい思いをしたことが、
めちゃめちゃたくさん、あります。

 

ここ最近だと、
親しくなりたい方(女性)が三国志がお好きだったのですが、
私は漢字が苦手で、登場人物がこんがらかってしまうので、
友人の腐女子に貸し付けられた江守三国志しか読んだことがない……
って、それ読んだ仲間に入るのか? と思い、
ナイショにしてしまった……

というイタイ経験があります。

そうなると、

三国志、よんどこ。
チャン・チェンすきだし、レッドクリフからでも観とこ、
……と、なるのは必至でした……。

 

あと、少し話題はそれますが、

ちょい前にニュースになった
「歴史で、教科書に掲載される用語がおよそ半分に減る」という案、

理由は全う? であるとしても (「人気だから載せる」のはおかしい、等々)、
「知らない」ことで、
「自分が話せない人間」が増えていくのです。

でえじょうぶか、日本???

 

 

権力者になりたいか否かは別に、私にとってはどうでもいいのです。

話せる人が増えたら、話題も広がるし、人生が豊かになる。
そう思うのです。

 

 

で。

去年私が読了した本の冊数。

216冊……。

やっぱり、兼業ではなかなか本は読めないか、と思いきや、
仕事を休んでいる日の方が読めなかったというオチ。

 

ダメウーマン!!!

 

 

今年はそれよりたくさんの本が読みたいです。。

がんばろ。。。

(ゆうて、量より質だとも思うので、人生を変えるような本と、出会いたいです~)