mellow yellow sky

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撮影場所について

作品展において、

1.撮影された場所について、考えてみて下さい

という問いを残して参りました。

私の地元は名古屋ですが、
撮影された場所は相当、多岐に及びます。

※4日OPEN時点で、少し変更があります。

是非、足をはこんで、見ていただきたいです。
特に、③~⑥、都市はまったく違うのに、似ています。

土地による個性って、なんなんでしょうね。
撮る人によって、また違うのかもしれませんが、
本当に、これだけ世界中の場所・モノが均一化するのならば、
私たちの考えることも似てくるのかな? と
思ったりします。

ちなみに。
instagramでフォローさせていただいている、
マルセイユの方の写真、どうにも瀬戸内海にそっくりです。
が、どう見てもフランスの方です。

ZINE、つくりました

まずZINE、とは。

自費出版で作る冊子のことです。
同人誌となにが違うのかというと、基本的には同じです(違いは語感くらいですかね?)。

 

今回の展示は会場の設営方法では伝えきれないと思っていたため、
紙ベースでの伝え方の方が良いのではないかと思っていました。

 

ということで。初版、限定30部。

ですが、増やして、いろいろなところに持ちこむとは思います。
ほんとうにわたしの作品を好きでいてくれる人の所に、届くといいな。

 

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弱いつながり

「環境を変え、考えること、思いつくこと、欲望することそのものが変わる可能性に賭けること」。
山梨へと向かう中央線の列車内でこの言葉に出会ったとき、電流が走ったのを覚えています。


東浩紀さんの「弱いつながり-検索ワードを探す旅」の言葉です。

 

 


まだ見ぬ場所への憧れ、そして「未知を既知にする」ことへの希望/ないしは、失望。


いずれにせよ、
「求めよ、さらば与えられん」と言われるように、
「行動しない」ことで見えることよりも、
「行動して」見えるものの方を、大方の人は好むように思います。


旅行、とは、一挙手一投足で旅人の運命の変わる、まさにそのことです。


そして、人生というものもまさに「旅」ではあるのですが、
・ロングスパンである以上、結果が見えにくい
・「自意識」があるがゆえに、自身の旅の結果が見えづらい
・生きている時間だけ、制限がない
ことに難点があるように思います。


しかし、旅行となると制限があります。
まず、日数が決められています。
そして、金銭的・時間的事項から、訪れる場所も決められてくるかと思います。
細かく言えば、食べるもの、お土産等々…際限がありませんが、


その中で、自分が、何を選択するのか。
選択したことで見えてくるものは、人生で得るものよりも明らかに、くっきりとみえてくることかと思います。


それが、たとえ短い出会いだとしても。


瀬戸内海の島の、銭湯のおばちゃんであっても、
東北のBRT(大船渡線気仙沼線の鉄道代替バス)の運転士さんであったとしても、
見知らぬ街の横断歩道を行く、小さな子供の笑顔のほころびであったとしても。


「出会う、知る」は、新たな自分への、ひとつの糧となります。
その弱いつながりが、人生の指標になることも、
もちろん、あるのです。


そして、それを得るために、
また、私は旅をしようと思います。


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今回の展示も、ひとつの「旅」です。
はじめましての人と、どれだけ会えるか。
既知の人で、私が作品をつくっていることを知らない人が、
どんなふうに見てくれるのだろうか。

未知の私と、出会う旅。
すこしの不安と、
そして、希望を胸に。

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ユージン・スミス

お題「カメラ」

昔、愛知の写真専門学校では、卒業制作のテーマの中間発表の際に、必ず己のテーマは「念写!」と答える奴が、学年に1人が2人はいたとか、いないとか…。

(※某 Aンドウカメラ・Iさんより聞いた話)

 

わたしの使っているカメラは、ミノルタのSRT101です。

写真屋時代の先輩のお客さまからの、もらいもの。

 

学生時代、ガーリーフォトとポラロイドカメラ、そしてトイカメラの流行の只中にいて、

そこからカメラに興味を持ちましたが、

大学はとくに写真学科などあるところでもなく、ごく普通の田舎の文学部のようなもの。

でも、ひとつ運が良かったのは、全国有数の蔵書を持つ図書館があったこと。

 

その中で、ユージン・スミスの洋書の写真集を見ることができたのは、私の人生のひとつの転換期でした。

 

水俣病の患者を撮ること、

日本人のふつうの家族を撮ること

そのすべてに、ユージン・スミスの愛や、人としての情を感じるような気がしました。

 

正義とはなにか。そして、平等とは、自由とは。

美しさ、愛、生きるということ…。

 

ロバート・キャパのちょっとピンぼけ、も勿論ありましたが、

なぜか、私が惹かれたのは、ユージン・スミスの方でした。

 

正直私は、他の同業者に比べてカメラやレンズのことに詳しくありません。

 

くっきりと現実を写したり、スーパーリアリズムを追求するのならば、フィルムカメラは捨て、デジタルカメラに切り替えるべきなことはわかっています。

 

が、その中でも、「あいまいなもの」「空気」「情」を写すには、まだフィルムの方が優っているのではないかな、と、

やわらかな木漏れ日や、「あわい」の色の写り方を見て、思うのです。

 

…うん、

私もきっと、卒業制作は、念写って言ったかも、知れないな。

 

ともあれ、

ユージン・スミスと同じように、

人間的に公平な愛をもって、写真を撮り続けたい。

そう、思います。 

希望

【希望】欲望と期待とを丸めて一つにしたもの。
(アンブロワーズ・ビアス「悪魔の辞典」岩波文庫より)

希望の小瓶を作ったくらいですから、色々考えましたが、

これ以上の皮肉はないなと思います。

 

それにしても、2連続で希望を蒔いた野蒜という土地に、

私が以前web担当として勤めていたK社のセンターができたと聞いたときは、

なんの偶然やねん…と、orzの体勢になりましたとさ。

海か、山か。

お題「海派? 山派?」

 

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「旅をする」とき、行きたい場所として考えるものは何?
と、私の周りにアンケートを実施したところ、

「海か山か」でした。

 

昔、山梨在住の知人に「(愛知で)見たいところありますか?」と尋ねたところ、

「海が見たい、海が見られるところがないから」との返答に、ほお…と思いました。

そして愛知の田舎(海沿い)に住む友人からは、

「山って見てみたいじゃんね? 海は家から見えてありふれてるから」と言われ…。

そんなもんだよなぁ、無い物ねだり…。

 

私個人は、都市が好きです(軟弱な精神だと言っていただいて結構)!

でも、ストレスがたまると行きたくなるのは海かもしれません。

 

とはいえ大昔はてなダイアリーで書いて爆笑されましたが、

「秋の熱海に18切符で静かな海を期待して行ったら、まだ海水浴場が終わっていなくて悲惨な目に遭った」

思い出があるので、冬の日本海か、知床から見える海とかの方が好きです…。

 

ちなみに。結果DM採用した二つのうち、

海ver.は、私のinstagramで最もいいねを獲得したもので、高松⇄直島間の連絡船から撮ったもの。

山ver.は「山小屋」・高岳ヒュッテをイメージした、中央線の車窓から見た山梨の風景。

です。

 

あー、でも山もいいよなぁ。空気がいいの、最高!(どっちなんだよ)

猫派?

そして。

展示に伴い、ポストカードを作成する予定なのですが…

 

折角だからと、

現在、Twitter上で、投票を受け付けております。

 

https://twitter.com/les_stars_/status/920655256215678977

海、山、猫、珍風景、

どれがお好きですか??

20日23:59まで、受け付けております。

宜しければ、お答え下さいませ!

 

(やっぱり猫なのかなー?)

 

【追記】

まさかのRT事故発生。

誤字脱字を直すために該当ツイートを消したと思ったら、

元のアンケートツイートを消してしまいました、、

投票結果一位は、猫でしたね…

旅で出会った猫ちゃんで、良い写真、あったかな。

ありがとうございました…😹